3月11日に伴い、色んなところでイベントがあります。
休日ともなれば、都内各所でイベントが行われていて、どこに行ったらいいかわからないほどです。
色々な団体がそれぞれの想いを込めての実施。
これだけバラバラだとどうなの?って思ってしまいます。
そろそろ各団体ごとの思惑は別にして、連携することが大事なんじゃないのか。
前から思ってはいましたが、ますますそう思うようになりました。
ただ、ひとつだけ気になることがあります。
連携ってどうしても大きいところ、有名なところに集約されていきがちなんですよね。
それが悪いとは思いませんし、ある程度ネームバリューがないと活動しにくいってのは事実です。
ある程度知名度があがれば人もお金も集まってきやすいので、それは重要なんだと思います。
でも、そこで集まった人やお金はどこに行ってるんでしょう。
そして、考えるのが「明日の希望」はどこに向かっていくんだろうってこと。
やっぱりぼくらは「草の根的」にあの場所で暮らすひとりひとりの生活に寄り添っていきたい。
そう思うんです。
町全体のことを考えるのはたしかに大切です。
それを考えて支援活動しているところはたくさんあります。
そういうところは知名度もあります。
そういう活動をしているとメディアにも取り上げられやすいと思います。
でも、みんながそこにのっかってしまったら、やっぱり置いて行かれる人たちがいるんです。
あれだけたくさんの支援が入っている陸前高田市で、「どこに頼んだらいいかわからない」という人たちからの支援要請がたくさんあります。
ほとんどが個々の生活再建に関することです。
ぼくたちはそういうひとたちと共にありたいと思います。
実際、連携の提案はいただいています。
でも、著名人や芸能人やメディアまでコラボしているところと連携して、自分たちに何ができるんだろうと思ってしまいます。
大きくなればなるほどみんなが賛同するわけではなく、逆に引いていってしまわれることもあるんだということを、ぼくたち自身も忘れてはいけない気がします。
そして、その引いていってしまうところが実はほんとうに大切だったりするのです。
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